レザボアドッグス

レザボアドッグス 

RESERVOIR DOGS

1993年4月24日-1993年6月11日

↑ PAGE TOP

作品概要

カンヌをはじめ世界の映画祭が震撼!!
「レザボア・ドックス」が昨年のサンダンスフィルム・フェスティバルで産声を上げてから現在まで、その足跡にはおびただしい数の屍と熱狂的な信者たちが連なっている。被害はアメリカ本国だけに留まらず、カナダのトロント、スウェーデンのストックホルム、スペインのシチェスと犠牲者を増やし続けている。あまつさえ、各地で最優秀作品賞やグランプリ等の数々の賞まで強奪しているのだ。中でも最大の被害を受けたのは、フランスのカンヌである。特別招待という形での出品のため、賞こそ逃したものの、ポスター、チケット等に「心臓の弱い方はご遠慮下さい」とステッカーが貼られるなど、事前から注目を集めていた。そして映画が上映されるやいなや、作品としてその完成度の高さと、あまりにも過激なバイオレンス描写のため、圧倒的な絶賛と驚嘆の嵐が映画祭中を駆けめぐった。

それは失敗から始まった
犯罪都市、ロサンゼルス。この街にブラック・スーツ、ブラック・タイ、真っ黒なサングラスに身を包んだ6人の男たちが集まってくた。彼らは、犯罪のプロフェッショナルのジョーと、その息子ナイスガイ・エディから、大掛かりな宝石強盗の仕事を持ち掛けられてやって来たのである。それぞれにMr.ホワイト、Mr.ピンク等のコードネームが付けられ、お互いの名前も素性も知らぬまま、彼らは“宝石強盗”という目的のために固い絆で結ばれた。
周到に練られた計画は、非の打ち所がないように思われた。しかし、宝石店には警察が待ち伏せていた。必死の逃亡の末、ある者は傷つき、ある者は銃弾に倒れた。アジトに辿り着いた者たちも、次第に疑心暗鬼に駆られ、やがてそれは血で血を洗う惨劇へと変貌していく。
裏切り者はだれなのか!?

全世界注目の新鋭監督タランティーノ
この『レザボア・ドックス』が監督デビューとなるのは弱冠28歳のクエンティン・タランティーノ。俳優としてショービジネスでキャリアをスタートし、その後脚本執筆を始めた彼は、ロバート・レッドフォードが主宰するサンダンス・インティチュートのディレクターズ・ワークショップ&ラボで高い評価を得、遂にこの『レザボア・ドックス』で監督の座を手中に納めた、全くの新人監督である。そして、この一作で全世界が最も注目する監督の一人になでなったのである。タランティーノにかかる期待の大きさは、彼の書いた脚本の映画化がすでに3本、ラリー・ファーガソン、トニー・スコット、オリバー・ストーンの手によって進行中であることからもうかがえる。また、彼自身のプロジェクトが香港の若手監督ジョン・ウーと共同で進められている。

くせ者揃いの出演者たち
この映画の脚本を読んで、多くの俳優たちが出演を切望し、オーディションに殺到した。
出演は、この映画の共同プロデューサーとしてもクレジットされているハーヴェイ・カイテル。イヴニング・スタンダード紙で“最も期待される新人”に選ばれたティム・ロス。ショーン・ペンの弟で『ロンリー・ブラッド』のクリス・ペン。『ミステリー・トレイン』『バートン・フィンク』のスティーヴ・ブシェーミ。『ドアーズ』『テルマ&ルイーズ』のマイケル・マドセン等、一度観たら忘れられないほど強烈な個性を持った俳優たちがこの作品のために集まった。
彼ら8人の“はきだめの犬たち”冒涜的までにバイオレンスにスクリーンを駆け巡り、日本でも多くの犠牲者を出すに違いない。

↑ PAGE TOP

スタッフ・キャスト

監督+脚本:クエンティン・タランティーノ
プロデューサー:ローレンス・ベンダー
製作総指揮:リチャード・N・グラッドスタイン/ロンナ・B・ウォーレス/モンテ・ヘルマン
共同プロデューサー:ハーヴェイ・カイテル
撮影監督:アンジェイ・セクラ
編集:サリー・メンケ

キャスト:ハーヴェイ・カイテル/ティム・ロス/マイケル・マドセン/クリス・ペン/スティーブ・ブシェーミ/ローレンス・ティアニー/カーク・バルツ/クエンティン・タランティーノ

1991年/アメリカ/カラー/シネスコ/ドルビー・ステレオ/100分
原語:英語
字幕:齋藤敦子

提供:パイオニアLDC
配給:ヘラルド・エース/日本ヘラルド映画

↑ PAGE TOP