ラン・ローラ・ラン
LOLA RENNT
走れ、ローラ! 愛のために
1999年7月10日-1999年11月26日
タイムリミットは20分。恋人マニを救うため、
ローラがベルリンの街を駆け抜ける!
ローラが走る!
●真っ赤な髪の女の子ローラが、愛のために走り続けるパワフルなラブストーリー!
ベルリン、夏。11:40a.m.ローラの家の電話が鳴る。裏金の運び屋をしている恋人マニからだ。「ローラ、助けてくれ! ボスの10万マルクを失くした。12時までに金を作らないと、殺される・・・」残された時間は20分。ローラは受話器を投げ出し、マニの命を救うため、その金を工面すべく、街へと飛び出した。走れ、ローラ、走れ!
このシンプルな物語を突き動かしているのは、ローラの並外れた愛の力。絶対にこの危機を乗り越えられることを信じ、どんなことをしてもマニを助けたいという情熱で、ローラが必死に走れば走るほど、その力はますます強大になっていく。そして、運命さえもポジティヴな方向に動かしていくローラに呼応し、一体となった映像と音楽がヒートアップする。
映像が走る! 音楽が走る!
●鳴り響く映像×疾走する音楽×RPG
マニからのSOSの電話を受けたローラが家を飛び出すオープニングから、思いもよらない結末まで、物語は一気に突き進む。しかし、一度終わったかに見える二人のラブストーリーはリセットされ、再び始まる。時間が巻戻り、まるでロールプレイング・ゲームのように、ローラというキャラクターの運命がシュミレーションされるのだ。わずかなタイムラグ(時間差)によって変わっていく二人の運命は、フィルムとビデオ、カラーとモノクロ、写真、アニメーション、画面の分割、早送り、コマ送りなど、ありとあらゆる手法を駆使した映像で語られる。そして、映像は全編に流れ続けるジャーマン・テクノと一体化して、走るローラの躍動感を増幅させ、さらにはラブストーリーそのものが、みるみるボルテージを上げて行くのだ。
監督:トム・ティクヴァ
撮影:フランク・グリーベ
編集:マティルデ・ボンフェイ
製作:シュテファン・アーント
出演:フランカ・ポテンテ/モーリッツ・ブライプトロイ/ヘルベルト・クナウプ/ニナ・ペトリ/アーミン・ローデ/ヨアヒム・クロール/ハイノ・フェルヒ
1998年/ドイツ/カラー/81分/ヴィスタ
字幕:石田泰子
原語:ドイツ語
提供:テレビ東京/テレビ大阪/ポニーキャニオン/パンドラ/コムストック
配給:コムストック/パンドラ