ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ
BUENA VISTA SOCIAL CLUB
キューバから届いた至福の音楽、至福の映像、至福の瞬間
2000年1月15日-2000年7月7日
スクリーンを見つめる全ての観客は、
このまま映画が終わらぬことを祈るであろう
●夢のような至福の時間
20年来の友人であり、『パリ、テキサス』、そして『エンド・オブ・バイオレンス』で見事なコラボレーションをみせてきた監督、ヴィム・ヴェンダースとUSロック界の異端ギタリスト、ライ・クーダー。キューバ音楽に魅せられた二人は、感動の音楽フィルム『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』を完成させた。ライ・クーダーが敬愛するキューバ音楽界の古老たちとともに創り上げたアルバム「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」は、世界中で100万枚以上のヒットをとばし、97年のグラミー賞を受賞した。「初めて耳にした瞬間から、素晴らしい音楽だと思った。」と語るヴェンダースは、98年ライ・クーダーと共に撮影クルーを伴ってキューバを訪れる。ヴェンダースは、ハバナのエレガントな町並み、アムステルダムでの名高いコンサート、さらにニューヨークの輝かしいカーネギーホールでの歴史的ステージも加えて、アルバム「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」に参加したキューバ・ミュージシャンたちのセクシーな音楽と彼らの人生の哀歓をフィルムに収めた。
●音楽の女神に愛された奇跡のミュージシャンたち
母の形見である黒檀のステッキについて思いを語る72歳のシンガー、イブライム・フェレール。その天才的な音楽性と同様に、現実離れした活力に溢れるコンパイ・セグンドは92歳にして「6人目の子作りに励んでいるとことさ。」と笑っている。伝説的なピアニストでありながら、引退して家にピアノさえなかったというルベーン・ゴンサレス。彼女をヒロインにして映画を撮りたいとヴェンダースにいわしめるオマーラ・ポルトゥンド。音楽の女神に愛された彼らの人生は、熟成されたキューバ音楽の美しいアンサンブルを生み出し、セクシーな歌声とともに、世界中を魅了していく。
監督:ヴィム・ヴェンダース
撮影:イェルク・ヴィトマー/ロビー・ミュラー/リサ・リンズラー
出演:ライ・クーダー/イブライム・フェレール/ルベーン・ゴンサレス/エリアデス・オチョア/オマーラ・ポルトゥオンド
/コンパイ・セグンド
1999年/ドイツ・アメリカ・フランス・キューバ/ビスタサイズ/ドルビーデジタル/カラー/105分
原語:英語・スペイン語
字幕:石田泰子
提供:日活/バップ
後援:キューバ共和国大使館
協賛:renoma
宣伝協力:アーティストフィルム
配給:日活