黒いオルフェ

黒いオルフェ 

ORFEU NEGRO

運命のまま、「永遠の愛」へと導かれてゆくふたり。

2000年9月9日-2000年10月6日

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作品概要

世界を熱狂させた珠玉の名作が、時を越え甦る。


●悲しみは果てしなく しあわせははかない 朝つゆの玉のように・・・
1959年にフランスとブラジルの合作作品として製作された『黒いオルフェ』は、1959年のカンヌ国際映画祭の最高賞であるパルム・ドール賞、1960年のアカデミー賞最優秀外国語映画賞、ゴールデン・グローブ賞最優秀外国語映画賞を受賞。フランス他ヨーロッパ諸国での成功はもちろん、本国ブラジルでは、当時の興行記録を塗り替える大ヒットとなった。ギリシャ神話に語り継がれた、オルフェとユリディスの死を越えた愛の伝説をもとに、ブラジルの詩人ヴィニシウス・ヂ・モライスが書き下ろした戯曲「オルフェ・ダ・コンセイソン」。1956年にリオ・デ・ジャネイロで初演されたこの舞台は、オルフェの伝説を、ブラジルのリオのカーニバルを舞台とした男女の功の悲劇に置き換えたもの。『黒いオルフェ』はこのモライスの原作をベースに、ヌーベルバーグ派の天才、フランスのマルセル・カミュが監督し、当時のリオのカーニバル期間中にオールロケし、映画化された。

●魂を揺さぶるボサ・ノヴァの名曲
リオの美しい風景の中、熱狂的なサンバと神秘的で悲しいボサ・ノヴァの音楽が、男女の激しい恋の悲劇にリアリティを与えている。音楽は当時ボサ・ノヴァと共に急速に台頭してきたブラジルの音楽家アントニオ・カルロス・ジョビンとルイス・ボンファが担当しており、「フェリシダージ(悲しみよさようなら)」や劇中オルフェの弾き語りで歌われる「カーニバルの朝(黒いオルフェ)」などは世界的に大ヒット、今もなお我々の心を揺さぶる名曲である。

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スタッフ・キャスト

監督+製作:マルセル・カミュ
脚本:ジャック・ヴィオ
原作:ヴィニシウス・ヂ・モライス『オルフェ・ダ・コンセイソン』
撮影:ジャン・ブールゴワン
音楽:アントニオ・カルロス・ジョビン/ルイス・ボンファ

キャスト:ブレノ・メロ/マルペッサ・ドーン/ロールデス・デ・オリヴェイラ/レア・ガルシア/アデマール・デ・シルヴァ/ワルデタール・デ・リーザ

1959年/フランス・ブラジル合作/107分

宣伝:ギャガGシネマ
配給:ギャガ・コミュニケーションズ

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