ファストフード・ファストウーマン
Fast Food Fast Women
バラ色の幸運は、なごみのカフェから生まれる・・・
2001年2月3日-2001年3月30日
あなたも、ベラの素敵な物語を聞いてくれる?
●この映画の基本はカフェ。バラ色の幸運はなごみの空間から生まれる。
真っ青な空が気持ちいい、日曜日の朝。マンハッタンの車道に、突然寝ころぶブロンドヘアーの女性。通りかかった車が急ブレーキで停車すると、ふいに彼女は起きあがり、車の運転手に話しかける。「ねえ、私の物語を聞いてくれない?」─彼女の名前はベラ。脱OLして、近くのダイナー・カフェでウエイトレスをしている。35才の誕生日を目前に控えた彼女は、数年来の不倫恋愛に少々疲労気味。ママの紹介で出会った売れない作家ブルノとの新しい恋の展開に、今は命を賭けるしかない。が、何となく二人の気持ちはすれ違ったまま。そんなある日、彼女はビルの谷間で暴漢に襲われている老女を救おうとして、逆にこてんぱんにやられてしまう。しかしこの事件が切っ掛けとなって、ベラは信じられないバラ色の幸運を掴むことになる・・・。
●NY発、パリ経由、伝説の「パリのアメリカ人」
ニューヨーク・インディペンデントの隠れた伝説であったアモス・コレックと監督とアンナ・トムソン。パリジャンたちは、時に二人をジョン・カサヴェテスとジーナ・ローランズのイメージに重ね合わせ、そこに描かれる愛の飢餓感がカサヴェテス映画の再来だと絶賛した。まるで、都会の霞を喰って生きているような女。フェイクファーを身に纏い、寒空のマンハッタンを歩く大人の女のアンニュイを体現して
アンナ・トムソンはジーナのそれとは少しばかり異質のヒロイン像を、人々に印象
づけた。監督のアモスと主演女優のアンナは「パリのアメリカ人」としてシネフィルやインテリたちの間で人気を誇っている。
監督+脚本:アモス・コレック
製作:エンガメ・パナイ
共同製作:エイヴラム・ルドウィグ
撮影:ジャン=マルク・ファーブル
プロダクション・デザイン:ステイシー・タナー
編集:シェリ・バイランダー
音楽:デヴィッド・カルボナラ
衣裳:パスカル・ゴセ
キャスティング:キャロライン・シンクレア
出演:アンナ・トムソン/ジェイミー・ハリス/ルイーズ・ラサー/ロバート・モディカ/ロネット・マッキー/ヴィクター・アーゴ/アンジェリカ・トーン/オースティン・ペンドルトン
2000年/アメリカ/カラー/98分/ビスタサイズ/ドルビーSR
字幕:石田泰子
原語:英語
提供:TBS/デジタル・メディア・ラボ/シネマパリジャン
特別協賛:Afternoon Tea/IENA/Silver Spoon
協賛:日本航空
宣伝:シネマパリジャン
配給:シネマパリジャン