ベーゼ・モア
BAISE-MOI
アタシたちふたりなら無敵 イクとこまでいくわ
2001年4月14日-2001年5月25日
「やった直後は猛烈にイヤな気分で泣きたかった。まるで地獄。
でも今は、ものすごくいい気分」
●公開1週間でフランス映画史上前代未聞の上映禁止処分
互いに大事な人を殺し、運命的に出逢ったふたりの女の子が、意気投合し、あてのない逃避行の旅に出る。現金や銃を強奪し、男を誘惑してセックスしては殺していく“無敵のガールズ”ナディーヌとマニュの行き着く先は・・・?
フランスの若者に絶大な人気を誇るパンクな女性作家ヴィルジニー・デパントの
大ベストセラー小説を、本人自ら、元ポルノ女優の友人コラリー・トラン・ティと
ともに完全映画化。強く結びついたふたりの孤独な魂が求めた壮絶なヴァイオレンス&セックスを描いた本作は、あまりの過激さゆえに、公開1週間でフランス映画史上前代未聞の上映禁止処分を受け、ゴダール、ソニア・リキエルら文化人による抗議運動を始めとする社会的大論争を巻き起こした問題作である。
●「出逢ったなんて驚き。驚きどころか運命の瞬間」
まるで自分の半身であるかのように、わかり合い、信じることができる唯一無二の
人と出会えたことで、“無敵”の存在となり得たナディーヌとマニュは、世間とはきっぱり決別し、これまでに抑えていたすべての欲望を、本能のままに爆発させる。何にも縛られることなく、自分のしたいことをするふたりの極端なまでの「生き方」が、なまぬるく生きている者すべてを挑発する。パンクにすべてを教わった「生まれながらの反逆児」ヴィルジニー・デパントと友人のコラリー・トラン・ティ、そしてナディーヌとマニュに完璧になりきった元ポルノ女優の二人。4人の女達がしかけるぶっちぎりのガールズ・ムーヴィー。
監督+脚本:ヴィルジニー・デパント/コラリー・トラン・ティ
撮影:ブノア・シャマイヤール
録音:エリック・ボワトー
美術:イレーヌ・ガリツィーヌ/ポール・フェイヤール/クリストフ・ムロー
衣裳:イザベル・フレイス/マガリ・バレ
音楽:ヴァルー・ジャン
製作:フィリップ・ゴドー
出演:ラファエラ・アンダーソン/カレン・バック/デルフィーヌ・マッカーティー/
リサ・マーシャル/エステル・イザーク
2000年/フランス/カラー/74分/ヴィスタサイズ/ドルビーSR
字幕:松浦美奈
原語:フランス語
提供:コムストック/ポニーキャニオン/レントラックジャパン
宣伝:コムストック
配給:コムストック