水の女
WOMAN OF WATER
銭湯を舞台に“水の女”と“火の男”が織りなす宿命の恋
2002年11月9日-2003年1月17日
いつまでもおったらええやん。ずっと・・・
●名前も過去も問いかけることなく、二人の恋は始まった。
関西の小さな街で父親と銭湯「ひかり湯」を営む涼は、自他ともに認める「雨女」。親不知を抜く日も遠足も運動会も涼の人生の大切な日には必ず雨が降る。婚約者と父を同時に亡くした日にも雨が降っていた。傷心の旅から戻った涼の留守宅には見知らぬ男が上がり込み、悠然と食事をしていた。火を見ると落ち着くと言うその男・優作の不思議な魅力に惹かれた涼は、銭湯の釜場で働いてみないかと誘いかける。お互い名前も過去も問いかけないまま、二人の奇妙な共同生活が始まった。
●水・火・風・地・・・“万物の源”の四元素になぞらえて描く、現代の神話
ギリシア自然哲学における“万物の源”の四元素、火・水・風・土が何かに引き寄せられるように磁場である銭湯で運命的に出会い、悲恋の結末を感じながら“水の女”と“火の男”の宿命の恋は静かに燃え上がる。
●UA映画初出演、夢の競演UA×浅野忠信
監督は自ら執筆した本作の脚本でサンダンス/NHK国際映像作家賞を受賞し、本作が初監督作品となる杉森秀則。主人公の涼には最も映画デビュ-を待ち望まれていた歌姫UA。競演に今や日本映画界で不動の地位を築いた浅野忠信、パリコレ経験を持つ人気モデルHIKARU、実力派の小川眞由美がそれぞれ水の様にしなやかに、火の様に激しく、風の様に自由に、そして地の上を這って生きる登場人物を演じる。
監督+脚本+編集:杉森秀則
撮影:町田博
照明:木村太朗
衣裳:北村道子
音楽:菅野よう子
エンディング・テーマ:「閃光」UA(ビクターエンタテインメント)
キャスト:UA/浅野忠信/HIKARU/小川眞由美/YUKI ほか
2002年/115分/35mm/カラー/DTSステレオ/ビスタサイズ
サウンドトラック:ビクターエンタテインメント
宣伝:東北新社
配給:アーティストフィルム+日活