リード・マイ・リップス

リード・マイ・リップス 

sur mes levres

くちびるから伝う愛
くちびるから知る犯罪

2003年9月20日-2003年10月31日

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作品概要

2002年 セザール賞 主演女優賞・脚本賞・録音賞 3部門受賞


L'audiophone <補聴器>
鼓膜を振動させる機械的な音。毎日繰り返される何気ない日常が、
不快な周波数に変調され、私の神経を浸蝕していく・・・。

La solitude <孤独>
上司や同僚たちの理不尽な要求と不当な扱い、やり甲斐のないルーティンワーク。
そして難聴。

L'homme <男>
若くて、細くて長い指.....前科者。あいつの残り香が染みついたシャツに
袖を通してみる。危険な匂いで愛が増殖する。
でも、あいつは暗黒街に繋がっている。

La levre <唇>
私は唇の動きだけで、あいつの言葉を理解できる。心の内を読み取ることができる。たとえあいつの身に危険が迫り、囚われの身になったとしても、
その唇からこぼれおちる言葉を私は見逃さない。
ゆっくり、そう、もっとゆっくり。

私があなたを救ってあげる。

土地開発会社に勤めるカルラは、難聴というハンディキャップを抱えながら日々、書類整理や電話交換という遣り甲斐のないルーティンワークに追われていた。会社では、社長や同僚に軽んじられ、私生活では孤独を募らせる。そんなカルラの前に、ある日、粗野だがワイルドな魅力をたたえた青年ポールが、彼女のアシスタントとして現れる。ムショ帰りの保護観察付きの男と知りながら、ひと目で彼に言いしれぬ興味を抱くカルラ。一方、彼女が難聴ゆえの<読唇術>の持ち主であることを知ったポールは、カルラのその“特技”を利用して、闇の組織から大金をくすねる算段を思いつく。運命の共犯関係で結ばれた男と女の息もつかせぬサスペンスがスリリングに展開する。

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スタッフ・キャスト

監督:ジャック・オディアール
脚本+台詞:ジャック・オディアール/トニーノ・ブナキスタ
撮影:マチュー・ヴァドゥピエ

出演:ヴァンサン・カッセル/エマニュエル・ドゥヴォス/オリヴィエ・グルメ

2001年/フランス/カラー/ヴィスタ/ドルビーSRD/119分
字幕:寺尾次郎
原語:フランス語

提供:テレビ東京/シネマパリジャン
協力:メディアファクトリー
宣伝:シネマパリジャン
配給:シネマパリジャン

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