CINEMA RISE

2005年1月29日-2005年4月29日

★第77回アカデミー賞で、最優秀主演男優賞＜ジェイミー・フォックス＞と、
音響賞の2部門を受賞！！ ★第77回アカデミー賞・主要６部門ノミネート！
作品賞／主演男優賞／監督賞／編集賞／衣装デザイン賞 ／音響賞 ★ナショナル・ボード・オブ・レビュー　最優秀主演男優賞受賞！
★ボストン映画祭　最優秀主演男優賞受賞！
★全米批評家協会賞　最優秀主演男優賞受賞！
★全米放送映画批評家協会賞　最優秀主演男優賞受賞！
★ゴ－ルデングロ－ブ賞　主演男優賞受賞！

音楽、恋、そして人生。
彼は、生きること全てにおいて＜天才＞だった・・・。

レイの魂に触れるジェイミー・フォックスの偉大な演技は、
“アカデミー主演男優賞”確実である。─ROLLING STONE─

レイ・チャールズは、誰もがそう呼ぶ＜天才ミュージシャン＞である前に、音楽を楽しみ、恋に胸躍らせた＜生きることの天才＞だった。
盲目というハンデを克服したように、彼はあらゆる音楽のジャンルという壁を乗り越えた。そして、様々な音を“ソウル”を貫くことでひとつのスタイルとしたように、女性に対しても、ビジネスに対してもストレートに自分の生き方を通した。
2004年6月11日、レイは逝った。彼の存在は、音楽シーンだけに多大な影響を与えたのではなく、音楽に“生きる”人々に影響を与えたのだ。そして紛れもなくその“ソウル”は、本作を通して、今を生きる我々に響いてくるに違いない。

レイ・チャールズは＜音楽の神様＞と呼ばれた。彼はピアノの前にすわり、サングラス姿で身をのけぞらせ、満面の笑みを浮かべて歌った。ジャズ、リズム＆ブルース、ロックンロール、ゴスペル、カントリー＆ウエスタンといった音楽スタイルを自分の芸術の中に取り込み、官能性と精神性、激しさと優しさ、緊張と軽みを心に響くひとつのサウンドにまとめ上げ、文字通りの世界を揺さぶった。彼の音楽は多くの若いミュージシャンに影響を与え、ロックンロール革命から現在に至るまで、世界のミュージック・シーンを導く閃光となった。
20世紀の音楽界を代表する巨人レイ・チャールズ。グラミー賞を12回も受賞したこの＜天才＞は、映画『ブルース・ブラザーズ』に出演し、サザンオールスターズの「いとしのエリー」をカバーして日本のファンにも親しまれた。
しかし、そんな彼の“ソウル”と波乱に富んだ人生の物語を知っている人はそう多くないだろう。これは、レイ・チャールズが孤独と苦悩を克服し、成功を収めるまでの真実を、随所にヒット曲を織り交ぜ描いたサクセス・ストーリー。全米で公開されるやマスコミに大絶賛され、 一気に賞獲りレースの筆頭に躍り出た。特にレイに扮したジェイミー・フォックスの魂のこもった演技は圧巻。アカデミー主演男優賞の最有力候補と言われている。

レイ・チャールズの音楽に対する愛と情熱はどのようにして生まれたのか？ その成功の影にあったドラマチックな私生活とは？ 幼い頃の失明、弟の死、人種差別、薬中毒、女性たちとの関係・・・。彼は自らの感性と感情にストレートに、イノセントに生きた。つらいことがあった時、いつも彼を支えたのは亡き母の大きな愛だった。彼は人生の中でいくつもの大きな困難に直面しながら、破滅の淵で踏みとどまり、音楽への愛に導かれるようにそれらを乗り越えていった。どんな難局にあっても、ポジティブに、決して諦めることなく、自分の運命を切り開いていった。そして、誰もがそんな彼の才能と魅力的な個性を愛さずにはいられなかった。

本作は決して単なる自伝映画、音楽映画のジャンルに収まる作品ではない。ハックフォード監督はレイ・チャールズという人間とその真実を、てらいのない温かな視線でみつめる。ミュージシャンとしてでなく、彼の“人間”として大きさと魅力を再認識させてくれる感動的なドラマなのである。

監督＋プロデューサー＋脚本：テイラー・ハックフォード
プロデューサー：スチュアート・ベンジャミン
撮影：パヴェル・エデルマン
編集：ポール・ハーシュ
音楽：クレイグ・アームストロング

キャスト：ジェイミー・フォックス／ケリー・ワシントン／シャロン・ウォレン／レジーナ・キング／アーンジャニュー・エリス／クリフトン・パウエル／ハリー・レックス／リチャード・シフ

2004年／アメリカ／152分
PG-12

宣伝：キャシディ
配給：UIP