CINEMA RISE

2005年6月4日-2005年7月8日

『ウェルカム・ドールハウス』『ハピネス』の鬼才、トッド・ソロンズ待望の最新作！
8人が演じるアビバ ～少女は愛を探して旅に出る～

思い切りきりたくさん　赤ちゃんが欲ほしいの
だって そしたら―
いつも誰かを　愛していられるもの

12歳の少女アビバは、ママになって子供に絶対的な愛を与えたいと熱望していた。両親の友人のデブチン息子を相手になんとか妊娠したものの、可愛いひとり娘の一大事に大きなショックを受けた母親は、彼女にむりやり中絶手術を受けさせる。それでも夢をあきらめきれないアビバは、家を出ることを決意し・・・。
まるで「不思議の国のアリス」のアリスのように、はたまた「オズの魔法使い」のドロシーのごとく、世界中に溢れる愛を探して旅に出るアビバを演じるのは、なんと肌の色や年齢、そして性別（！）さえも異なる8人の役者たち。

アメリカ映画界の鬼才トッド・ソロンズ、最新作にして最高傑作の誕生！

いじめられっ子のとことん救われない日常を描いた『ウェルカム・ドールハウス』で注目を浴び、『ハピネス』では米プレミア誌の年間ベスト100で堂々の4位に輝き、『ストーリーテリング』にてゴールデン・グローブ賞最優秀脚本賞にノミネートされたトッド・ソロンズ監督。レオナルド・ディカプリオやジョニー・デップをはじめ、ドリュー・バリモアやガス・ヴァン・サント監督など映画界からも、常に熱い視線を注がれている。ブラックなユーモアで人間のダークサイドをえぐり出し、ギョっとするようなユニ－クな切り口で病めるアメリカを鋭く風刺・・・
一作ごとに熱狂的なファンを増やし続けている彼の新作は、主人公を８人が演じるという映画的実験を試みた期待どおりの衝撃作！
現代社会への様々な問題を提起しながらも愛に溢れたやさしい視線で描いたアビバの“おわらない”冒険物語は、笑えるようで笑えない、でもクスクス笑いは止まらない、これぞソロンズ・ワ－ルド全開の、現代版“愛の賛歌”。

監督＋脚本：トッド・ソロンズ
プロデューサー：マイク・S・ライアン、デリック・ツェン
撮影：トム・リッチモンド
音楽：ネイサン・ラーソン

出演：エレン・バーキン／ジェニファー・ジェイソン・リー／マシュー・フェイバー／スティーブン・アドリー・ギアギス／リチャード・メイサー／デブラ・モンク／シャロン・ウィルキンズ

2004年／アメリカ／100分／ヨーロピアンビスタ／ドルビーSRD
字幕：石田泰子
R-15

提供：ニューセレクト
協力：NOJESS
宣伝：アルバトロス・フィルム
配給：アルバトロス・フィルム