カクレンボ
KAKURENBO
それは子供たちだけが入ることのできる世界
2005年4月23日-2005年5月6日 ライズエックス
ハリウッドも注目する若手コンビ、
YAMATOWORKSがおくるホラー・アニメーション
その独自な発想と映像美、どこか懐かしさを感じさせつつも、未来的な情景を想像させるような世界観は、国内外の数々のイベント・映画祭でも絶賛されている。「第8回文化庁メディア芸術祭2004」では審査委員会推薦作品に選定。そして、2005年4月、渋谷ライズエックスでの特別上映が決定。さらに、北米・欧州・アジアで早くもDVD発売が予定されるなど世界から熱い注目を浴びるフル3DCGアニメーション作品だ。
古来から語り継がれてきた民話の持つ恐怖が、YAMATOWORKS独自の世界観とアニメーション映像により、今に甦る。
YAMATOWORKSは、クリエイター集団「神風動画」の主力メンバーで、「マインドゲーム」の「スタジオ4℃」でも活動していた森田修平と桟敷大祐による映像制作ユニット。本作では、監督・絵コンテ・CGIを森田修平が、キャラクターデザイン・美術・世界観設定を桟敷大祐が担当。声の出演には、「NARUTO」「デジモンフロンティア」の竹内順子をはじめ、植木誠、鈴木真仁など、若手実力派が勢ぞろい。音楽は数々のCF音楽や映画音楽を手掛け、「隣人13号」の北里玲ニが担当し、作品世界を一層際立たせている。
「東京のような繁華街の町中でも、夜分だけは隠れんぼはぜぬことにして居る。
夜、隠れんぼをすると鬼に連れていかれる。」(柳田国男「山の人生」より)
暗い街があった。荒廃し、渾沌とした街の中に出来る隙間。
路地の明かりが燈るとき、その向こうには、子供にしかできない遊び、子供にしか入れない世界があった。
子供たちは知っている。鬼と呼ばれる異形の者達との「オトコヨ様のお遊戯」、秘密の遊び「カクレンボ」のことを。
行方不明になった妹を探すためにカクレンボに参加する少年ヒコラ、
そしてヤイマオ。
鬼の正体を暴こうとする3人組のノシガ、タチジ、スク。
不気味な双子インム、ヤンク。そしてたった一人の女の子。
子供たちは知りたかった。この遊びを、この街を、この世界を・・・。
アニメーション制作:YAMATOWORKS
原案+脚本+監督+絵コンテ+演出+CGI+編集:森田修平
キャラクターデザイン+世界観設定+レイアウト+美術:桟敷大祐
脚本:黒史郎
音楽:北里玲二
キャスト:ヒコラ(竹内順子)/ヤイマオ(植木誠)/女の子(鈴木真仁)/ノシガ(内藤玲)/タチジ(石橋美佳)/スク(小林晃子)
2005年/日本/24分/ステレオ
配給:コミックス・ウェーブ