バス174

バス174 

BUS174

ブラジル社会の裏側をえぐり出す
「シティ・オブ・ゴッド」を凌ぐ真実の衝撃!

2005年6月4日-2005年7月29日期間限定上映

★2002年リオデジャネイロ国際映画祭 国際審査員賞最優秀ブラジル映画観客選出最優秀ドキュメンタリー賞
★2002年サンパウロ国際映画祭 国際審査員賞最優秀ドキュメンタリー賞ドキュメンタリー映画新人監督賞
★2003年ロッテルダム国際映画祭国際 アムネスティDOEN賞
★2003年コペンハーゲン国際ドキュメンタリー映画祭 アムネスティ賞
★2003年Newsweekドキュメンタリー・ベスト5選出

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作品概要

ハイジャック事件に隠された現代社会とメディアを鋭く浮き彫りにする
渾身のドキュメンタリー


世界でセンセーションを巻き起こした問題作

世界の裏側で、真実をさけぶ

●<174路線>バスジャック事件とは?
2000年6月12日、ブラジルのリオデジャネイロで若い男がバス強盗に失敗、乗客11人が人質になる事件が発生した。犯人はピストルを持ち、人質を楯にバスに立てこもった。瞬く間に多くのメディアが駆けつけ、テレビでの生中継が始まった。状況はこう着、5時間にも及んだ後、犯人は女性の人質1人を連れて、バスを降りた…。

●執念と命がけの年月をかけ、ブラジルの暗黒面をえぐり出した
衝撃のドキュメンタリー
<174路線>バスジャック事件の背景にはブラジルの社会のゆがみや貧困、麻薬問題、社会福祉制度の遅れ、警察の横暴など様々な問題点が潜んでいる。パジーリャ監督は、テレビ中継VTRを入手すべく各テレビ局を口説く一方で、2年間に渡ってサンドロの足跡をたどり、取材を拒否する警察にも働きかけるなど奔走した。「バス174」は、執念で入手した莫大な量のVTRを編集すると同時に、サンドロの家族、友人、警官、取材陣、人質らの証言を織り交ぜ、事件の本質と伴にブラジル社会が隠蔽してきた恥部を暴き出した衝撃的なドキュメンタリーである。

●メディアが創り上げた劇場型犯罪、日本人にとっては対岸の火事か?
犯人のサンドロはリオで育ったストリート・チルドレン。始まりはケチな強盗事件だったが、バスジャック事件に伸展したことでメディアなど衆人環視の中の劇場型犯罪となってしまった。警察が現場規制に失敗、テレビが生中継を始めたため、ブラジル中の人々が固唾を呑んで見守ることとなる。サンドロがその状況を利用し、警察は狙撃などの手が打てなくなった。
時を同じくして、日本でも佐賀で西鉄バスジャック事件が起きた。このような事件が起きたとき、どのように対応すべきなのか。メディアは? 警察は? 我々は傍観者のひとりでよいのだろうか。

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スタッフ・キャスト

監督:ジョゼ・パジーリャ
共同監督+編集:フェリッピ・ラセルダ
製作:ジョゼ・パジーリャ/マルコス・プラード
共同製作:ホドリゴ・ピメンチウ
撮影:セーザル・モラエス/マルセロ・グル
音楽:ヤン・サウダーニャ/アロイージオ・コンパッソ
リサーチ:ジョルジ・アウヴィス/フェルナンダ・カルドーゾ
サントラ:ジョアン・ナブーコ/サーシャ・アンバッキ
助監督:アレシャンドレ・リマ

2002年/ブラジル/カラー/スタンダード/ドルビー/1時間59分
字幕:金子嘉矢 監修:木下眞穂
PG-12

提供:アスミック・エース エンタテインメント
宣伝:アニープラネット
配給:アニープラネット

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