ロード・オブ・ドッグタウン
LORDS OF DOGTOWN
少年たちはスケートボードで世界を変えた。
2005年12月10日-2006年1月27日
「20年後も、僕たちの夏休みは続くと信じていた―。」
すべては“空っぽのプール”から始まった―。
スケートボードで世界を変えた伝説の【Z-BOYS】、
栄光と戸惑い、仲間との青春の日々。
アメリカ西海岸ヴェニスビーチ周辺、通称ドッグタウン。この見捨てられた街で育ち、スケートボードに明け暮れる3人の少年たち―トニー、ステイシー、ジェイ―にとって、風を切ってストリートを滑る時だけが最高に楽しい瞬間だった。やがて、溜まり場にしていたサーフ・ショップを中心にスケートチーム【Z-BOYS】が結成され、ますます彼らのワイルドなスケーティングに磨きがかかる中、平坦なストリートから立体的なスケーティングができる“空っぽのプール”こそが彼らの聖域となる。そして全米のスケート大会に出場し、突如としてメインストリームに登場した彼らはその革新的なスタイルで若者たちを熱狂させ、瞬く間にスーパースターになっていく。しかし同時に、その熱狂を利用するメディアが彼らをビッグビジネスに巻き込もうとしていた。「20年後も僕たちの夏休みは続くんだ―。」そうプールの底で誓った3人だったが・・・?
【Z-BOYS】オリジナルメンバーが完全バックアップ。
3人の新世代スターが時代を駆け抜ける。
70年代、わずか約3年の間でスケートボード業界に留まらず、あらゆるカルチャーを巻き込んで時代を駆け抜けた伝説の存在【Z-BOYS】の青春の日々を描いた本作は、オリジナルメンバーだったステイシー・ペラルタ本人が脚本を担当し、トニー・アルヴァやジェイ・アダムズ本人も役づくりに参加。『エレファント』で脚光を浴びたジョン・ロビンソン、ニック・カサヴェテス監督の新作が控えるエミール・ハーシュと、オーランド・ブルームとの共演作が控えるヴィクター・ラサックら新世代を担う若手俳優たちが、カリスマ性と少年の危うさをあわせ持つ3人をリアルに演じ、美しくも切ない友情を見事に描いている。
●ジェイ・アダムズ(エミール・ハーシュ)
チームの誰よりもワイルドで、自分の生き方に嘘がつけないジェイ。スケートを心から愛し、クレイジーなまでの天性の才能と、危険を顧みない大胆なスケーティングで、常に流行の発端となっていく。
●ステイシー・ペラルタ(ジョン・ロビンソン)
物静かで、思慮深い柱のような存在。その堅実さゆえに、メンバーとの疎外感を感じながらも、静かな闘志を燃やす。スケートボードとカルチャー、ビジネスを結びつけた最初のひとり。
●トニー・アルヴァ(ヴィクター・ラサック)
情熱的でアグレッシヴな魅力溢れるトニーは、真っ先に人気スターになっていく。現在の垂直に飛び上がる“バート・スタイル”を生みだし、“スケートボード界のチャック・ベリー”と呼ばれるようになる。
監督:キャサリン・ハードウィック
脚本:ステイシー・ペラルタ
製作総指揮:デヴィッド・フィンチャー/アート・リンソン/ジョー・ドレイク
出演:エミール・ハーシュ/ヴィクター・ラサック/ジョン・ロビンソン/レベッカ・デモーネイ/ヒース・レジャー
アメリカ/ビスタサイズ/1時間47分/SDDS・SRD
字幕:松崎広幸
サントラ盤:ユニバーサル ミュージック
提供:コロンビア・ピクチャーズ
宣伝協力:ファントム・フィルム
配給:ソニー・ピクチャーズ・エンタテイメント