ビースティ・ボーイズ 撮られっぱなし天国
AWESOME; I FUCKIN’SHOT THAT!
「ヤバイ、オレ撮っちゃったよ!」
2006年7月29日-2006年9月1日シネマライズ/レイトショー
2006年8月12日-2006年9月1日ライズエックス
★2006年 サンダンス映画祭 正式出品作品
50人のファンが50台のビデオ・カメラで
ビースティ・ボーイズのライブを撮りっぱなしの90分!
「何を撮ってもいい。とにかく撮り続けろ。」
2004年10月9日、ニューヨーク。全席ソールド・アウトのマジソン・スクエア・ガーデン、ビースティ・ボーイズの地元凱旋ライブ。スタートの直前、50人の幸運なファンが集められ、1台ずつビデオ・カメラが手渡された。役割は、それぞれが自分の視点でライブを撮影すること。条件はただひとつ、「ライブ終了まで決して録画を止めないこと」だけだった!会場内に散った彼らは、とにかくカメラを回し続けた─「ヤバイ、オレ撮っちゃったよ!」と狂喜しながら。様々な場所から彼らに「撮られっぱなし」にされたビースティ・ボーイズ、そして踊り狂う観客たち。観客として来場したRun-DMCのDMCやベン・スティラーまでもが被写体になり、あるファンはバックステージに忍び込もうとする間も撮影を止めなかった。こうしてこの夜、「素人たち」によって延べ100時間にわたる映像が記録されたのである。
パーティ会場はマジソン・スクエア・ガーデン!
ライブは爆音と共にスタート。ステージに飛び出してきたビースティ・ボーイズの3人は揃いのアディダスのジャージで暴れまくり、たった3本のマイクで会場を埋め尽くすオーディエンスを支配。DJミックス・マスター・マイクのターン・テーブルが大ネタを惜しげもなく連発し、キーボードのマニー・マークは空中から鍵盤を叩く。スペシャル・ゲストに迎えたオールド・スクール・ヒップ・ホップの伝説ダグ・E・フレッシュが披露する驚異のヒューマン・ビート・ボックスには、観客どころかメンバーまでもが熱狂。次々と繰り出されるキラー・チューンに、この夜のマジソン・スクエア・ガーデンは巨大なパーティ会場と化した!
「海賊版」 ×「オフィシャル」= 革命的コンサート・フィルム
50人が撮った膨大な量のライブ映像を一本の映画にまとめる作業に挑戦したのが、監督のナサニエル・ホーンブロウワー。メンバーのMCAことアダム・ヤウクの映像作家としての別人格で、今回の「撮られっぱなしライブ」の発案者だ。ナサニエルは、実に一年もの期間をかけて編集とエフェクトに取り組み、合計6732カット(1カット平均0.79秒!)に上る驚異的に緻密かつ野心的な映像が完成したのである。更に楽曲はこの作品のためにサラウンドにミックスされ、最高の音源が準備された。こうしてファンによる「海賊版」のような荒々しさと「オフィシャル」のクオリティが合体し、ライブ会場での実体験すらを凌駕するリアリティが実現。撮影や編集のアイディアの点でも、一人の監督の仕事ではなく映画作りが50人のファンと共有されたという意味でも、まさに「革命」と呼ぶにふさわしいコンサート・フィルムが誕生した!
「まさにバンドとファンが共に作りあげた映画。ヤバイ(AWESOME)。」
─ネイサン・リー/ ニュー・ヨーク・タイムズ
「すべての瞬間に、新しいアイディアが満ち溢れている。」
─スパイク・ジョーンズ
「人生最高のライブのひとつだった。」
─ベン・スティラー
【トラックリスト】
Triple Trouble/Sure Shot/Root Down/Hello Brooklyn/Time To Get Ill/
All Lifestyles/Pass The Mic/Shake Your Rump/Sabrosa/Ricky's Theme/Something's Got To Give/Open Letter To NYC/Right Right Now Now/
Paul Revere/Body Movin'/Three MC's And One DJ/Brass Monkey/
So What'cha Want/Ch-Check It Out/Intergalactic/Gratitude/Sabotage
監督+製作:ナサニエル・ホーンブロウワー (ビースティ・ボーイズ MCA 別名)
ビースティ・ボーイズ(マイクD、アドロック、MCA)/
ミックス・マスター・マイク/マニー・マーク/アルフレッド・オルティズ/
ダグ・E・フレッシュ(スペシャル・ゲスト)
2006年/アメリカ/1時間29分/カラー(一部モノクロ)/ビスタサイズ/ ドルビー・デジタル
日本語字幕:バルーチャ・ハシム
宣伝: ELECTRO 89
配給:アスミック・エース