ヴォイス・オブ・ヘドウィグ
voice of hedwig
人とは違う私たちに、いつも勇気を与えてくれたのは“ヘドウィグ”
2007年9月22日-2007年11月2日ライズエックス
2001年、世界に一大「ヘドウィグ」ブームを生み出し、新作『ショートバス』の公開で再びセンセーションを巻き起こさんとしているジョン・キャメロン・ミッチェルと、音楽プロデューサー、クリス・スルサレンコ、そして多数の個性派ミュージシャン達が一堂に会して、NYのLGBTQの青少年の学校「ハーヴェイ・ミルク・ハイスクール」の為に立ち上がった!
そのプロジェクトは『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』のナンバーをそれぞれのミュージシャンがカバーしチャリティ・アルバム『ウィッグ・イン・ア・ボックス』を制作する事。
「”違い”というものは尊ばれるものであり、あらゆる生徒には安全な教育と”ホーム”と呼べる場所があるべきだ」という、ハーヴェイ・ミルク・ハイスクールの基本理念に賛同したのはオノ・ヨーコ、シンディ・ローパー、ヨ・ラ・テンゴ、ベンフォールズ、ベン・リー、ベン・クウェラー、ルーファス・ウェインライトなどのミュージシャンたち。
『ヴォイス・オブ・ヘドウィグ』は、ジョン・キャメロン・ミッチェルとミュージシャンたちのアルバム制作を軸に、4人のLGBTQの生徒たちにフォーカスをあて、彼らの抱える悩みや希望を映し、勇気を与えてくれるドキュメンタリーです。
【ハーヴェイ・ミルク・ハイスクール】
ニューヨークのイースト・ヴィレッジで20年前から研究機関の付属として運営されてきた、LGBTQの青少年のための学校。入学希望者の増加に伴い、2003年に正式な公立高校として新たに開校した。
【ハーヴェイ・ミルク】
1977年、カリフォルニア州サンフランシスコ市の評議委員に当選。同国で初めて、自らがゲイであることを明らかにして、選挙で選ばれた公職者。ブライアン・シンガー監督により『The Mayor of Castro Street』というタイトルで映画化が発表されている。
【LGBTQ】
レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー、クィアの略称。
Comment─
ジョン・キャメロン・ミッチェル
「ヘドウィグのトリビュートアルバムを制作し、ハーヴェイ・ミルク・ハイスクールのチャリティ・プロジェクトにするというのはすごくいいアイデアだよ。だから僕は、できるかぎりのことをした。多くの人間がカミングアウトすれば、家族の誰かがゲイだということがよりあたりまえになる。同僚や、愛する者や、家族がゲイであれば差別できなくなるんだ」
オノ・ヨーコ
「ジョンとビートルズ・セッションに参加したことはあるけれど、自分以外の人の曲を演奏するのは今回が始めてよ。これは本当にすごくいい曲!」
ベン・リー
「ヘドウィグが自分を男性とも女性とも捉えることが決して簡単なことではなかったように、アウトサイダーとして真の自分と向き合うことがとても大事」
監督:キャサリン・リントン
出演・音楽:ジョン・キャメロン・ミッチェル/オノ・ヨーコ/ヨ・ラ・テンゴ/フランク・ブラック/ブリーダーズ/ベン・フォールズ/ベン・リー/ベン・クウェラー/ジョナサン・リッチマン/ルーファス・ウェインライト/スリーター・キニー/ポリフォニック・スプリー/ゼイ・マイト・ビー・ジャイアンツ、他
2006年/アメリカ/カラー/101分/16:9
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配給:アップリンク