ベティ・ペイジ
The Notorious Bettie Page
ボンデージなビスチェに身を包み、無邪気な笑顔で世界を虜にした伝説のピンナップ・ガール、その知られざる真実
2007年12月15日-2008年2月1日
Who is Bettie Page?
世界のファッション、カルチャー、アート界は今、
“ベティ・ペイジ”に夢中!
世界の歌姫マドンナの挑発的なパフォーマンスやステージ衣裳、前髪を短く切り上げた黒髪と唇にはヴィヴィッドな赤リップをほどこしたハリウッド女優たち、そして今注目のバーレスク・ダンサー、ディータ・ヴォン・ティースも皆がその受けた影響の大きさを語るベティ・ペイジ。ビュスチェに網タイツ、フェティッシュなハイヒールと女王様ブーツ、コルセット・ベルトにワイルドなヒョウ柄・・・。猥褻なイメージだったボンデージ・ファッションもベティによって今や皆が夢中なポップカルチャーアイコンへと昇華され、ベティ・ペイジは誰もが憧れる“スタイル”そのものになった。
★裏マリリン・モンローと呼ばれ、絶頂にいた彼女は何故たった7年で表舞台から忽然と姿を消したのか。過激なファッションとイノセントで愛くるしい笑顔に隠された伝説のピンナップ・ガールの知られざる真実
アメリカン・ドリームの陰でセックスは抑圧され、語ることさえタブーであった1950年代に、図らずもセックスというパンドラの箱を世界に向かって開け放ち、忽然と姿を消したベティ・ペイジの真実を、50年の月日を経て蘇らせたのは、『アメリカン・サイコ』などでアメリカの光と影を描いた女性監督メアリー・ハロン。丹念なリサーチと、伝記「ザ・リアル・ベティ・ペイジ」をもとに、当時の風俗や時代の風潮そして空気までを忠実に再現した。製作は過去に7度のオスカーノミネート作品(『ボーイズ・ドント・クライ』、『エデンより彼方に』など)を製作し、アメリカインディペンデント映画界を牽引するキラー・フィルムが担当。ベティ・ペイジを演じたのは、笑顔、ポーズを研究しつくし、美しいボディを披露したグレッチェン・モル。優しさとタフさを兼ね備えた名女優、リリ・テイラーのほか、クリス・バウアー、デイヴィッド・ストラザーンなどの名優たちが顔を揃えた。ワン・アンド・オンリーの魅力を湛えるベティ・ペイジの儚くも数奇な人生を、鮮やかに蘇らせた本作は、この冬一番ホットな話題作。
☆☆☆ Who is ベティ・ペイジ? ☆☆☆
1923年にナッシュビルの敬虔なクリスチャンの家に生まれた賢く勉強熱心で美しいベティは、大学進学と結婚に失敗し、心機一転N.Yにやってきた。偶然出会ったカメラマンの被写体となってモデルのキャリアをスタートさせた彼女は、露出度の高い下着で様々なポーズと表情を変幻自在に見せ、瞬く間に1950年代アメリカで最も人気のあるピンナップ・ガールとなった。一方で、ある時いかがわしい写真館を営む兄妹アーヴィング・クロウ&ポーラ・クロウに出会ったベティは、更なる才能を開花させる。怪しげなボンデージの衣裳とは裏腹に、天真爛漫な笑顔でカメラに向うベティは、性の表現に自由をもたらした。しかし1955年のポルノ追放運動ののち、ベティはNYを去り、たった7年でその姿を消した。
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ベティ・ペイジは他のモデルとは違う特別な輝きを持っていた。
それは、僕が高校生の頃、憧れたロックスターと同じ“POPな輝き”だった。
─北村信彦(ヒステリック・グラマー)
エロティックでキュート! 私も大好きです!
─土屋アンナ
製作:KILLER FILMS
監督:メアリー・ハロン
出演:グレッチェン・モル/クリス・バウアー/ジャレッド・ハリス/サラ・ポールソン/カーラ・セイモア/デイヴィッド・ストラザーン/ノーマン・リーダス/リリ・テイラー
2006年/アメリカ/カラー・モノクロ/91分/アメリカンヴィスタ/SRD
字幕:松浦美奈
R-15
特別協力:ヒステリック・グラマー
提供:ファントム・フィルム+シネマライズ
宣伝:ファントム・フィルム
配給:ファントム・フィルム