闇の子供たち
値札のついた命
2008年8月2日~2008年9月12日
2008年9月13日~2008年10月10日モーニングショー
★第43回カルロヴィヴァリ国際映画祭正式招待作品
★2008年ハワイ国際映画祭正式招待作品
これは、事実か、真実か、現実か
幼児売買春、臓器密売の知られざる“闇”が今、明らかになる
この夏、子供の生命の尊さを問う!
本年度最大の衝撃作! 阪本順治監督の最高傑作
「一体自分には何ができるのだろう。“役者として参加する。”自分にできることはそれでした。」―江口洋介
「“私にできることがあるだろうか?”と考えているときにこの映画のお話をいただき、少しでもその現状を伝えられるのなら、ぜひ参加したいと思いました。」
―宮﨑あおい
「目の前の現実から逃げていいのか、自分にも何かできるのではないか、と考えました。」―妻夫木聡
「阪本監督とは直接お逢いしましたが、率直に申しますと、“男の私でも惚れぼれするようなステキな”方でした。」―桑田佳祐(主題歌)
「映画化は難しいと思っていた。しかし、阪本順治監督は果敢に挑戦し、困難な状況を乗り越えて実現したのである。その勇気と問題意識の高さに敬意を表したい。」
―梁石日(原作)
日本を代表するスタッフ・キャストらが、すべてをかけて伝えたかったこと。
これは、決して遠い国のできごとではない。タイでは今も、お金では買えないはずの子供の命が現実に売買されている。人身売買と幼児売買春、違法な臓器移植・・・。加害者の中には、日本人も多いという重い事実。その事実を伝えようと、これ以上ないスタッフ・キャストが名を連ねた。 原作は「夜を賭けて」「血と骨」などでも名高い小説家、梁石日。映画化不可能と言われたその小説とは異なる誰もが凍りつくラストまでを脚本化し、劇映画にとして完成させた監督、阪本順治。新聞記者役として真っ向から闇に立ち向かった江口洋介。痛いほど純粋でまっすぐな女性を演じた宮﨑あおい。挫折を乗り越え撮るべき事を見つけるカメラマンを演じた妻夫木聡。そして、サザン・オールスターズとしての無期限活動休止を発表した桑田佳祐が、この映画のために主題歌を書き下ろした。全ては見えない闇の世界に光を照らすために。
「生きたままって、知ってましたか?臓器を提供する子供です。」
子供たちが、欲望まみれの大人のエゴに蹂躙されていた。貧しい農村から売られ、家族と離ればなれになり売春宿に監禁されている彼らは、ペドファイル(幼児性愛者)たちに性の玩具にされ、心身ともに耐えがたい傷を負うだけでなく、エイズにかかればゴミ同然に捨てられ、例え健康でいられても、生きたまま臓器を抜き取られていた。タイ在住の新聞記者・南部は、NGOの女性職員とフリーカメラマンの青年の協力を得てその事実を暴こうと行動を開始する。しかし、現実を暴き、虐げられる“闇の子供たち”を救おうともがくほどに、残酷な現実がたちはだかるのだった・・・。
監督+脚本:阪本順治
製作:気賀純夫/大里洋吉
企画:中沢敏明
エグゼクティブプロデューサー:遠谷信幸
プロデューサー:椎井友紀子
原作:梁石日(『闇の子供たち』幻冬舎文庫)
音楽:岩代太郎
撮影:笠松則通(JSC)
主題歌:桑田佳祐「現代東京奇譚」
(タイシタレーベル/スピードスターレコーズ/ビクターエンタテインメント)
出演:江口洋介/宮﨑あおい/妻夫木聡/プラパドン・スワンバン/プライマー・ラッチャタ/豊原功補/鈴木砂羽/塩見三省/佐藤浩市
2008年/日本/2時間18分/アメリカンビスタ/ドルビーSR
PG-12
製作:映画「闇の子供たち」製作委員会
(セディックインターナショナル/ジェネオンエンタテインメント/アミューズ)
推薦:(財)ユニセフ協会/コードプロジェクト推進協議会
宣伝:樂舎+maison こども bureau
配給:ゴー・シネマ