闘茶
tea fight
幸せになれる幻のお茶を求めて、京都から台湾へ─。
茶に心を奪われた人々の物語─。
2008年7月12日-2008年8月15日
日本、台湾、香港のスタッフ・キャストが集結、
究極のアジアン・エンタテインメント
幸せになれるお茶を求めて、京都から台湾へ─。
茶に心を奪われた人々の運命やいかに・・・。
そしてその伝説の銘茶に隠された謎とは・・・。
京都の老舗の茶屋を継ぎながら、現在は開店休業状態な主人・八木圭(香川照之)。先祖代々伝わる「黒金茶の呪い」と、妻の死が密接な関係にあると信じている父親に、早く立ち直ってほしいと願う、一人娘の美希子(戸田恵梨果)。ある日、彼女は自宅の裏庭から幸せをもたらすと云われる伝説の「雌黒金茶」の茶木を見つける。その茶木で台湾にあるもうひとつの伝説のお茶「雄黒金茶」に“闘茶”を挑んで勝てばその呪いが解けることを知り、父に内緒で単身台湾へ渡ることに。一方、台湾では闇の茶市場を牛耳る若き天才茶人ヤン(ヴィック・チョウ)と謎の美女ルーファ(ニン・チャン)が“雌黒金茶”を虎視眈々と狙っていた。果たして八木父娘の運命と「雌黒金茶」の行方は・・・。
日本・台湾・香港の映画界が総力を結集。
これまで誰も観たことのない、極上のアジアン・エンタテインメントがここに誕生!
京都←→台北を舞台に展開されるプロジェクトだけに、実際に京都と台湾で撮影を敢行。京都の茶会のシーンでは裏千家による指導の下、撮影された。またキャストには日本・台湾・香港を代表する豪華な面々が集結。主人・八木圭に『ゆれる』『キサラギ』といった話題作で日本映画界を支える演技派俳優・香川照之。彼の勝気な娘・美希子に『DEATH NOTE』の戸田恵梨香。また台湾からはドラマ「流星花園~花より男子~」から生まれた、アイドル・ユニット<F4>のヴィック・チョウと新星ニン・チャンが参加。また香港映画界を代表する重鎮、エリック・ツァンがお茶の神など、さまざまな役柄で登場するのも見逃せないところ。
監督は、故エドワード・ヤン監督の意思を継ぐこれが長編デビュー作の俊英ワン・イェミン。良質なドラマに、CGを駆使し、荒唐無稽な展開のなかに、リアリティを盛り込んだ意欲作に仕上がっている。またオープニング・アニメーションを、『鉄コン筋クリート』のスタジオ4℃、衣装を『キル・ビル』『さくらん』の杉山優子が担当。さらに、劇中の音楽をジョン・レノンとオノ・ヨーコの愛児である、ショーン・レノンが担当するほか、永積タカシがヴォーカルを務める、ファンク・バンドSUPER BUTTER DOGが主題歌を提供。まさに、映画ファンのみならず、音楽ファンも要注目の異色のコラボレーションが実現した。
“闘茶”とは自分と向き合うこと。闘う相手は自分自身である。
劇中に登場する“闘茶”とは中国は福建省で生まれ、宋代に栄えたお茶の競技。参加者それぞれが茶葉を持ち寄り、その抽出法・風味、さらに様式美・精神性などを競い合う。本来、茶とは五感を開かせ、人を無欲の境地に誘うと云われ、“闘茶”においても相手より自分自身との闘いが重要であると云われている。
原案+監督:ワン・イェミン
脚本:山田あかね
アニメーション:スタジオ4℃
主題歌:『あいのわ』SUPER BUTTER DOG
音楽:ショーン・レノン
出演:香川照之/戸田恵梨香/ヴィック・チョウ/ニン・チャン/細田よしひこ/ほんこん/藤田陽子/エリック・ツァン
2008年/日本+台湾/ヴィスタ/カラー/102分/ドルビーデジタル
製作:ムービーアイ・エンタテインメント+ピクニック+衛星劇場+Chun Ji Yun Media Co.
制作協力:経済産業省+J-Pitch+角川基金+裏千家
協賛:台湾観光協会+チャイナエアライン
日本映画エンジェル大賞受賞作品
宣伝:ファントム・フィルム+角川メディアハウス
配給:ムービーアイ