その男ヴァン・ダム
JCVD
ハリウッドが誇る、最強のアクション・スター。
今やどん底、ついに強盗!?
2008年12月27日-2009年2月6日
★2008年第32回トロント国際映画祭 ミッドナイト・マッドネス オープニング作品
ジャン=クロード・ヴァン・ダム、48歳。
そろそろアクションがキツい・・・。
あのヴァン・ダムが、自ら“どん底”のヴァン・ダム(自分)を演じる?!
『ユニバーサル・ソルジャー』『タイムコップ』
『ストリート・ファイター』『サドン・デス』―
90年代を席巻した、ハリウッドが誇る最強のアクション・スター。
ジョン・ウーをハリウッドに招き、アクション映画に革命を起こした男。
しかし、21世紀、そのスタイルはすでに時代遅れ。
ビデオストレート作品が続いてギャラは急降下。
復活を期した作品は主役をセガールに奪われ、
最愛の娘にも嫌われ、銀行口座は底をつく。
挙句の果てに、たまたま立ち寄った地元の郵便局で強盗犯に誤認されてしまう。
これは、そんなどん底の男ヴァン・ダムに起こった、哀しい物語である。
マジな演技か、悪ノリのセルフ・パロディか、はたまたヤケクソの開き直りか?! “スター”の内情を皮肉りながらどん底JCVDを演じるヴァン・ダムの鬼気迫る演技は、これまでのイメージを破壊するヴァン・ダムの新境地! 監督は、進新気鋭のマブルク・エル・メクリ。幼いころからのアイドルであったヴァン・ダムに、限りない愛をこめて挑んだ意欲作である。共演は『スパニッシュ・アパートメント』のジネディーヌ・スアレム、『TAXi 4』のフランソワ・ダミアン、『クリムゾン・リバー』のカリム・ベルカドラなど、ベテラン陣が脇を固めている。『狼たちの午後』など70年代のアメリカ映画のエッセンス、『マルコヴィッチの穴』を彷彿とさせるギミックがひねりを利かせるエンタテインメント作品だが、ヴァン・ダム本人もこの企画に乗り、自ら製作総指揮も務めている。
監督+脚本:マブルク・エル・メクリ
エグゼクティブ・プロデューサー:ジャン=クロード・ヴァン・ダム
撮影監督:ピエール=イヴ・バスタール
美術:アンドレ・フォンスニィ
編集:カコ・ケルバー
オリジナル音楽:ガスト・ワルツィング
出演:ジャン=クロード・ヴァン・ダム/フランソワ・ダミアン/ジネディーヌ・スアレム/カリム・ベルカドラ/ジャン=フランソワ・ウォルフ/アンヌ・パウリスヴィック
2008年/ベルギー+ルクセングルグ+フランス/カラー/1時間36分/スコープサイズ/ドルビーステレオ
字幕翻訳:松浦美奈
宣伝:角川エンタテインメント+デジタルプラス
配給:アスミック・エース