CINEMA RISE

2009年8月22日-2009年9月25日

世界でたった一人めぐり会えたソウルメイト。
この夏一番熱くて、切ない出会いが始まる。

敵でもない、味方でもない
ただ生きるためにぼくたちは手を組んだ

二つの孤独な魂は駆け抜けてゆく。
その疾走の果てにあるかすかな光に向かって－。

家族を背負いながら生きる亨。家族の愛を知らないヒョング。
二つの孤独な魂が触れ合ったとき、運命が動きだす。
韓国からオンボロなボートにひとり乗り込み、日本の闇組織のボス、ボギョンに「荷物」と手作りキムチが入った壷を運ぶヒョング（ハ・ジョンウ）。ボギョンの手下でそのボートをいつも出迎える冴えない男、亨（妻夫木聡）。ある日、いつも通りに「荷物」を日本へ運んだヒョングが何者かに襲われ、「荷物」が消えてしまう。合流した亨と見つけた「荷物」の中身は・・・。
家族を背負い、そこから抜け出せない亨と、母親から見捨てられ、1人で生きてきたヒョング。境遇も国籍も違う。敵でもなく味方でもない。ただ生きるために2人が手を組んだとき、運命の歯車が動き出す。

主演：妻夫木聡×ハ・ジョンウ『チェイサー』
×脚本：渡辺あや『ジョゼと虎と魚たち』『メゾン・ド・ヒミコ』
家族を思いながらも、心に闇を抱えながら生きる主人公・亨を演じる妻夫木聡は、全編に渡って韓国語のセリフにも初挑戦。今までにない影のある役柄を熱演し、新な一面を見せる。もう一人の主人公ヒョングには、韓国の興行成績を塗り替えた『チェイサー』の鬼気迫る演技で、一躍、韓国映画界のトップスターとなったハ・ジョンウ。人気と実力を兼ね備えた日韓２大キャストの絶妙に息の合った演技は本作品の一番の魅力である。そして脚本を『ジョゼと虎と魚たち』、『メゾン・ド・ヒミコ』など優しさと残酷さが同居する唯一無比の世界観を構築する渡辺あやが手掛ける。監督は韓国の俊英キム・ヨンナム。また国内のみならず海外でも評価の高い砂原良徳が音楽を、元スーパーカーの中村弘二のユニットiLLが主題歌を手掛けているのも話題となっている。国境も言葉の壁も越えた、男たちの熱くて切ない友情物語！

脚本：渡辺あや
監督　キム・ヨンナム
音楽：砂原良徳「No Boys， No Cry Original Sound Track」（Ki/oon Records）
主題歌：iLL「Deadly Lovely」（Ki/oon Records）
製作：「The Boat」フィルム・コミッティ
制作プロダクション：IMJエンタテインメント＋ クラゼピクチャーズ
製作支援：KOFIC

出演：妻夫木聡／ハ・ジョンウ／チャ・スヨン／徳永えり／イ・デヨン
／貫地谷しほり

日本・韓国／１時間54分／ドルビーSRD／ビスタサイズ／カラー

宣伝：ファントム・フィルム
配給：ファントム・フィルム