母なる証明
mother
永遠に失われることのない母と子の絆。
すべての“謎”の先に“人間の真実”が明かされる。
2009年10月31日-2009年12月11日
★第62回カンヌ国際映画祭<ある視点>部門正式出品
殺人事件の容疑者となった息子を救うため、
真犯人を追う母親の姿を極限まで描く、ヒューマン・ミステリー
最も“謎”に満ちているのは、人間そのものであるー。
「この子を守るのは私しかいない・・・。」
殺人事件の容疑者となった息子を救うため、真犯人を追っていく母親の姿を
極限まで描き出す“ヒューマン・ミステリー”の最高傑作が誕生した!
漢方薬店で働きながら一人息子のトジュン(ウォンビン)を育て上げた母(キム・ヘジャ)。二人は貧しいながらも、母ひとり子ひとりで懸命に生きてきた。息子は、内気だが朗らかな“小鹿のような目をした”純粋な青年であった。
ある日、二人が住む静かな街で凄惨な殺人事件が起きる。一人の女子高生が無惨な姿で発見されたのだ。事件の第一容疑者として、トジュンの身柄が拘束された。彼の無実を証明するものは何もない中、事件の解決を急ぐ警察は形ばかりの捜査を行い、トジュンの逮捕に踏み切ろうと画策する。一方、弁護人はやる気もなく、有罪判決は避けられないように見えた。
無実を信じる母親はついに自ら立ち上がり、息子の疑惑を晴らすため、たった一人で真犯人を追って走り出す。
本作は子を想う母の“無償の愛情”を通じ、善と悪、光と闇を湛えた“人間の真実”をスリリングに描き出すヒューマン・ミステリーの最高傑作であり、30分に及ぶ衝撃のラストは観る者の心を激しく揺さぶり、圧倒するに違いない。
カンヌ国際映画祭で絶賛の嵐!
韓国では、公開10日で200万人を超える今年最高の大ヒットスタートを記録!
世界が賞賛する若き巨匠ポン・ジュノが、5年ぶり待望の復帰作となるウォンビンと、“韓国の母”と称される大女優キム・ヘジャを迎えて挑む壮大な人間ドラマ。
『殺人の追憶』、『グエムル-漢江の怪物-』等で国際的に高く評価され、次々と動員記録を塗り替えてきた若き巨匠ポン・ジュノ監督。長編としては3年ぶりとなる待望の本作は、自身が原案、脚本も手掛けた完全オリジナル作品。「誰にでも母親がいます。そして母と子の関係は、人間関係の基本なのです」と監督が語るように、母親という存在を通して、限りなく美しく、限りなく悲しい人間という生きものを、独特のユーモアを交えながら、傑出した映像美と強烈な心眼で見つめていく。
出演は、息子役に韓国四天王の一人として絶大な人気を誇り、実に5年ぶりの映画出演となるウォンビン。兵役後初となる待望の復帰作として選んだ本作で難役を演じきり、実力派俳優としての地位を確立した。
そしてTVドラマを中心に活躍し、“韓国の母”と称されるほどの国民的人気を誇るキム・ヘジャが、何があっても子供を守り抜く“母”を演じ大女優の存在感で圧倒する。
また、NHK総合でもオンエアー中のTVドラマ「スポットライト」にも出演しているチン・グが、ウォンビンの友人役で出演。本作で俳優としての評価も高まり、有望視される若手俳優の一番手である。
数多くあるミステリー作品を凌駕する、傑作中の傑作が、まもなくその正体を現す。
監督+原案:ポン・ジュノ
脚本:パク・ウンギョ、ポン・ジュノ、
製作:CJエンタテインメント+バルンソン
制作:バルンソン
エグゼクティブ・プロデューサー:ミッキー・リー
共同プロデューサー:カテリーヌ・キム/ムン・ヤンクオン
プロデューサー:ソウ・ウォシク/パク・テジョン
撮影:ホン・クンピョ
美術:リュ・ソンヒ
音楽:イ・ビョンウ
衣裳:チェ・ソヨン
編集:ムン・セギョン
出演:キム・ヘジャ/ウォンビン/チン・グ/ユン・ジェムン/チョン・ミソン
2009年/韓国/カラー/シネマスコープ/ドルビーSRD/129分
字幕翻訳:根本理恵
小説:「母なる証明」(幻冬舎文庫)
PG12
提供:「母なる証明」フィルム・パートナーズ
協力:ハピネット+大韓航空
宣伝:樂舎
配給:ビターズ・エンド