きっと ここが帰る場所
THIS MUST BE THE PLACE
人生は美しさで満ちている
だけど、時々、何かが変だ・・・
★2011年第64回カンヌ国際映画祭 コンペティション公式出品 エキュメニカル審査員賞受賞
★2012年第28回サンダンス・フィルム・フェスティヴァル スポットライト部門公式出品
爽やかな風が吹き抜けたような心地よさ!
五感を震わせる 青空のように幸せな鑑賞後感!!
カンヌが引き合わせた才能―幸せな映画のめぐりあい
2008年カンヌ映画祭審査員長のショーン・ペンは、パオロ・ソレンティーノ監督作『イル・ディーヴォ』に惚れ込んで、審査員賞を授与する。二人は一緒に新作をつくることを約束。その結実が『きっと ここが帰る場所』で、見事に2011年カンヌ映画祭エキュメニカル審査員賞を獲得。ショーン・ペンの見事な演技、パオロ・ソレンティーノのクールな演出が、世界各地で熱いファンを獲得。そして、いよいよ日本上陸を果たす。
スーパースター シャイアンを待つ予想できない運命
シャイアンは一世を風靡した人気ロックスター。しかし、ある時から一切表に出なくなった。広大な邸宅に妻と二人暮らし、つき合うのは近所のロック少女メアリーたちのみ。そんな平穏な生活を送るシャイアンに、故郷アメリカから「父危篤」の知らせが舞い込む。シャイアンがニューヨークに到着した時、父は思いを遺したまますでに亡くなっていた。30年会わなかった父は、収容所にいた時のナチSS隊員ランゲを捕まえる宿望を持っていた。葬式を終えたシャイアンは、いつの間にかランゲを求めてアメリカ横断の旅に出ているのであった・・・。
人生は美しい、でも生きていくのは簡単ではない
シャイアンに訪れる不思議な運命は、予想出来ない展開に発展していく。見たことないような物語は、素晴らしい演技のアンサンブル、美しくクールな映像、魅惑の音楽など、あらゆる要素が磨かれて、クライマックスからエンディングへ。人はみな人生の途中で悩む、そんな時、誰かとめぐり逢い、繋がっていく。ユーモアとペーソスを絶妙にブレンド、ナイーヴで繊細な空気感で包み込み、クールでかっこいいのに優しく温かい世界観。見終わった後じわじわやって来る感動は、身体全体に沁み込む贈り物として、いつまでも残ることだろう。
作品を彩る魅惑の音楽
音楽を担当するのは、元トーキング・ヘッズのデイヴィッド・バーンと様々な貌で活躍するボニー・プリンス・ビリーのウィル・オールダム。全編満載!音楽のモティーフが映画ファン、音楽ファンを楽しませてくれる。原題“THIS MUST BE THE PLACE”はトーキング・ヘッズの名曲から採られており、自身の役で出演するバーンによる素晴らしい楽曲が本編にも登場。ショーン・ペン演ずるシャイアンのモデルは? ショーンのマジカルなギター演奏も素晴らしい。U2ボノの愛娘イヴ・ヒューソン出演も大きな話題に。全編に彩られた音楽が最高に気持ち良くグルーヴさせてくれる。
監督+脚本:パオロ・ソレンティーノ
共同脚本:ウンベルト・コンタレッロ
撮影:ルカ・ビガッツイ
編集:クリスティアーノ・トラヴァリオッリ
美術:ステファニア・セラ
衣装:カレン・パッチ
音楽:デイヴィッド・バーン/ウィル・オールダム
製作:ニコラ・ジュリアーノ/フランチェスカ・シーマ/アンドレア・オッキピンティ
出演:ショーン・ペン/フランシス・マクドーマンド/ジャド・ハーシュ/イヴ・ヒューソン/ケリー・コンドン
/ハリー・ディーン・スタントン/ジョイス・ヴァン・パタン/デイヴィッド・バーン
2011年/イタリア+フランス+アイルランド合作/カラー/119分/35㎜・HD/スコープサイズ
日本語字幕:石田泰子
後援:イタリア文化会館
提供:スターサンズ/セテラ・インターナショナル/ミッドシップ
宣伝協力:ミラクルヴォイス
配給:スターサンズ/セテラ・インターナショナル