パンドラの約束

パンドラの約束 

PANDORA’S PROMISE

なぜ彼らは原発を肯定するのか?
地球環境保護論者たちの視点とは?

サンダンス映画祭で論争を巻き起こした注目のドキュメンタリー

2014年4月19日-2014年5月2日

★サンダンス映画祭2013 正式招待作品

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作品概要

「環境問題を考えるとき、それでも原発に反対しますか?」
─スチュアート・ブランド/環境保護運動の巨頭─

環境問題から切り込んだ全く新しい原発ドキュメンタリー!

この、ロバートストーン監督による映画は、まさに“パンドラの箱”を開けてしまった時のように、エネルギーを考える
あらゆる立場の人々にとって衝撃的な内容を持っている。フクシマ事故は、原子力の安全神話を完全に破壊してしまった。
しかし、もしその観念が間違っているとしたら?
観客は、我々が恐れている原子力というテクノロジーこそが、地球を気候変動から守ってくれること、そして途上国に住む
何十億人もの人々を貧困から救うということをこの映画で目撃することになるかもしれない。

「パンドラの約束」でストーン監督は、環境保護派であるマーク・ライナース氏と、フクシマの立ち入り規制地域にも足を
踏み入れて撮影を行った。その後、あのスリーマイル島やチェルノブイリにも赴いた。これまでの反原発論者が示してきた、
ヒロシマへの原爆投下や、東西冷戦時に暗い影を落とした核実験の数々が、原子力と核兵器の混同を呼んできたと述べる。
作品中では、増え続ける原子力賛成論への転換者たちの話に驚かされるが、特に5人にスポットを当てている。
スチュアート・ブランド氏(環境保護運動の“巨頭”)、リチャード・ローズ氏(ピューリッツァー賞作家)、
グイネス・クレイヴンズ氏(ベストセラー作家・ジャーナリスト)、マーク・ライナース氏(気候変動に関する専門家)、
そして、マイケル・シェレンバーガー氏(環境活動家)だ。彼らがなぜ、そしてどうやって転換したかを映画では克明に描いている。さらに、レン・コッホ氏、チャールズ・ティル氏という、原子力に携わるパイオニア的人物の、さらに安全な最新原子炉への挑戦も追い続けた。
環境保護派のなかでも新世代は、気候とエネルギーの関連性に関して、左派だろうが右派だろうが、原子力利用の是非は
避けられない論議だと感じている。有名な神話である「パンドラの箱」では、開けたとたん全ての邪悪なものが霧散してしまう。しかし、忘れてはならないのは、その箱の底には「希望」が入っていたことである。

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監督・ロバート・ストーン

1958年、イギリス生まれ、ニューヨーク在住の映画監督。
初監督作である反原子力映画「Radio BIKINI」(ラジオ・ビキニ)は1987年の米国アカデミー賞長編記録映画賞
ノミネート作品候補となる。その後も世界の核戦争にまつわる映画「第三次世界大戦」、パティ・ハースト事件、
ケネディ大統領暗殺事件に関する作品を制作。2009年公開の「EARTH DAYS」(アースデイズ)では
アメリカの環境保護活動のパイオニアの証言を通して、地球環境保全の重要性を伝えている。
映画は原子力エネルギーを完璧なものとしては描いていない。しかし統計を用いた現実的な姿勢によって
「原子力発電所や火力発電所をなくし、エネルギー消費を減らしながら力強い経済成長を達成する」といった、
環境保護運動家が主張する考えを見直すべきだと訴えている。

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この映画には、福島の悲劇を克服して日本を元気にし、
世界の人々に幸福をもたらす現実的な道筋が科学的に示されている
まさに、希望を与える作品だ

─ 櫻井よしこ氏(ジャーナリスト)

私は原発には否定的な考えを持っているが、
地球環境問題への対応など、この映画が提起している内容は驚きで、
賛成、反対の壁を超えてぜひ多くの人に見ていただきたい作品だと思う

─ 三枝成彰氏(作曲家)

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原発推進か脱原発か。
日本でも国論を二分している論争に、1本のドキュメンタリーが
一石を投じるかもしれないと話題となっている。
─ 「原発とパンドラの箱」より(読売新聞)

地球温暖化を防ぎつつ途上国の成長を実現するための希望として、
原子力が環境派の人にも受け入れられるというお話しだが、
そこで切り札として登場するのが、統合型高速炉(IFR)である。
─ 「経済観測」より(毎日新聞 田中伸男 前IFR事務局長)

脱原発と温暖化防止を同時に達成する。
日本を含め多くの人は、そう願っているに違いない。
だが、どちらかを、優先せざるを得ないとしたら・・・。
─ 「原発はいまだに温暖化防止の切り札なのか」より(朝日新聞 WEBRONZA 石井徹)

情緒的な感覚から反原発論者になるタレント文化人が多いなか、
試写会で見る者には冷厳な事実を突きつけてくる。
─ 「パンドラと約束した人々」より(産経新聞 東京特派員)

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スタッフ・キャスト

監督:ロバート・ストーン
製作:インパクト パートナーズ
共同製作:ロバート ストーン プロダクションズ/バルカン プロダクションズ&CNN フィルムズ
作曲:ゲイリー リオネッリ
撮影:ロバート ストーン&ハワード シャック
音響:コール アンダーソン
編集:ドン クレスジー

キャスト:スチュアート・ブランド/グイネス・クレイヴンズ/レン・コッホ/マーク・ライナース/リチャード・ローズ
/マイケル・シェレンバーガー/チャールズ・ティル

2013年/アメリカ/カラー& BW/ステレオ/16:9/DCP/87分

提供:フイルムヴォイス
配給:トラヴィス

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