SHAME-シェイム-

SHAME-シェイム- 

Shame

愛なら、毎晩、ティッシュにくるんで捨てている。

2014年5月31日-2014年6月13日

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作品概要

この映画はある男のセックスしか描いていない。
それなのに、あなたは彼の人生全てを覗いてしまう。

その挑発的な題材と、口うるさい批評家をして「完璧だ!!」と言わしめた完成度で、台風の目として賞レースを席巻し、最大の話題をさらった作品があった。
『SHAME-シェイム-』ある男のセックスライフを赤裸々に描いた異色作である。監督は、ターナー賞ほか各国芸術賞多数受賞の気鋭の英国人アーティスト、スティーヴ・マックィーン。その過激な描写により、各国で最も厳しい上映規制がかかり、日本でも<R-18+>規制ですら上映許可が危うかったという。セックス依存症に苛まれ、性の快楽から逃れられない主人公の日常。繰り返される空疎な会話、うわべを繕うだけの感情表現。無意味に消費するだけの性交に溺れる男の行為を見続けているうちに、あなたは皮膚感覚で、得体のしれない不穏な空気を感じるだろう。それは「何故これほどまでにセックスを求め、依存することで何から逃れようとしているのか」といった重大な事由が、一切語られていないことにある。それでは、語られない真実とは何なのか。彼がセックスを隠れ蓑に、ひた隠しにする“本当のシェイム”が垣間見えた時、これまで観ていた物語の世界が、180°違って見えてくるだろう。本作の真の衝撃は、ここにある。

男は依存していた。
転がり込んできた妹の存在が、彼のギリギリの均衡を崩していく。
セックスを隠れ蓑に男がひた隠しにする、本当の恥部<シェイム>とは―。

NYに住み、仕事もスマートでソツのない独身男ブランドン(マイケル・ファスベンダー)。彼は、仕事以外のすべての時間を〈セックス〉に注ぎ込んでいる。中毒といっても過言ではなかった。行きずりの女性やプロの女性との一夜限りの情事、シャワールームやオフィスのトイレでのマスタベーション、ネットでのポルノ動画の収集・・・ありとあらゆる性欲を処理する行為により、日々をやり過ごしていた。そんなブランドンの確立されたシングルライフを過ごすアパートに、妹のシシー(キャリー・マリガン)が転がりこんでくる。他者の愛を渇望し、激情の塊となって生きるシシー。人との心の繋がりを一切求めず、感情を排して生きてきたブランドン。ふたりは激しく衝突し、想いはすれ違い、それぞれの孤独を更に色濃くさせていく。
そんなある日、ブランドンの元に衝撃的な連絡が届く─。

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こんなにも強烈な映画を他に知らない。言葉など意味をなさない。圧倒的で、情熱的で、完璧。 
─Salon.com

今年最も打ちのめされ、感じさせられた映画。鋭く五感に突き刺さる稀代の大傑作!
─リチャード・ローパー

脳がやられてしまった。圧巻のファスベンダーとマリガン、煽動者マックィーン。凄い。凄過ぎる。
─ローリング・ストーン誌

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スタッフ・キャスト

監督:スティーヴ・マックィーン
脚本:スティーヴ・マックィーン+アビ・モーガン

キャスト:マイケル・ファスベンダー/キャリー・マリガン

2011年/イギリス/101分/カラー/シネスコ/ドルビーデジタル
字幕翻訳:松浦美奈
R18+

提供+配給:ギャガ

(C) 2011 New Amsterdam Film Limited, Channel Four Television Corporation
and The British Film Institute

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