TRASHED ~ゴミ地球の代償~
Trashed
だれがその代償を払うのか─。
★2012カンヌ国際映画祭特別上映作品
★第25回東京国際映画祭TOYOTA審査員特別賞受賞
アカデミー賞授賞俳優ジェレミー・アイアンズが世界各国を訪れ、
ゴミ処理問題の過酷な現状を世界へ叫ぶ痛烈なドキュメンタリー。
世界の共通問題、それはゴミである。誰がこの代償を払うのか?
中国の大気汚染問題、ダイオキシン問題等を始め、今世界は汚染の一途をたどっている。
アジアの貧困地区、インドネシアのジャカルタ、チリウン川。そこには1 4 0 万人の貧困層の多くが川沿いに暮らしている。
彼らは、ゴミを無秩序に捨て、そのゴミや動物の死骸で埋め尽くされた川で、洗濯、水浴び、更には飲料水として
使用している。彼らの姿は見るに耐えない光景だ。
アカデミー賞受賞俳優ジェレミー・アイアンズは、世界中に自ら足を運びその過酷な汚染の現場を本作に収めている。
昔と違って現代ゴミは複雑になっている。例えば海の中に広がる汚染物質のダイオキシンやプラスティックの粒子。
プランクトンにも見えるそれらを魚たちが餌にしていることは言うまでもない。
ゴミの環境汚染問題は他の誰でもない人類の責任だが、その代償を払うのは地球上に住む全ての生物なのだ。
ゴミは容赦なく地球の寿命を縮めている。音楽は『ブレードランナー』ヴァンゲリスが担当。
What is happenning to the Earth? 今、地球上でどんなゴミ問題が発生しているのか?
太平洋ゴミベルト
北太平洋海流にある「太平洋ゴミベルト」では、深海の生物より、ゴミの方が多いという調査結果が出ている。
ゴミの量は実にプランクトンの6倍にも及ぶ。
ダイオキシン
ダイオキシンの最も最悪のケースが、ベトナム戦争時にまかれたダイオキシン成分が多く含まれている「枯れ葉剤」の影響だ。
当時生活していた人にだけではなく、何代も経過し、生まれてきた今の子供に先天性異常等の悪影響を及ぼしている。
ゴミの埋め立て地
北京、ニューヨーク州をはじめ、今世界中で埋立地が不足している・・・
もはやゴミを捨てる場所が見当たらない程、地球はゴミで溢れている。
焼却炉問題
アイスランド・イーサフィヨルズゥルの町。そこに存在する焼却炉が原因で近隣ではダイオキシン問題が発生し、
最も影響を受けやすい家畜に甚大な被害を与えた。
⑩ Ten Small things 環境のために出来る10のこと(小さなことからはじめよう)
地元の八百屋や市場を利用しよう スーパーの過剰放送を避け、ゴミを減らそう。
買い物のときはエコバッグを エコバッグを持ち歩く習慣を付けよう。
タバコの吸殻のポイ捨てをやめよう 携帯灰皿を持ち歩こう。吸殻には責任を持って。
ペットボトルは使用禁止! 年間200億リットルのペットボトルが捨てられています。
環境に優しいお茶を飲もう ティーバッグだってゴミに。生物分解性のティーバッグを。
歯磨きと同時に環境を考えよう 動物たちのためプラスチックの歯ブラシを。
包装紙でクリエイティブに 古いスカーフや地図がおしゃれな包装紙に!?
近所のビーチクリーンに参加しよう ビーチをきれいにしよう。
紙おむつから布おむつに変えよう 洗って再利用できる布おむつを使おう。
このことを広めよう! 自身が行動することによって、みんなもきっとついてくる。
監督+脚本:キャンディダ・ブラディ
製作総指揮:ジェレミー・アイアンズ/トム・ウェセル/タイタス・オギルヴィー/キャンディダ・ブラディ
音楽+作曲:ヴァンゲリス
編集:ジェイムズ・カワード/ケイト・コギンズ/ジェイミー・トレヴィル
美術監督:ゲイリー・ウォーラー
出演:ジェレミー・アイアンズ
2012/イギリス/英語/カラー/97分/DCP
提供:パルコ+GREENROOM
配給:GREENROOM FILM
協力:かながわ海岸美化財団
©Blenheim Films 2012